GDNとYDNの様々なターゲティングとその活用方法

プロモーション
この記事は約6分で読めます。

GDN(Googleディスプレイネットワーク)とYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)でのターゲティング機能で迷われる方は多いのではないかと思います。

本記事では、ターゲティングによってどういった配信ができるのかを理解し、最適な配信ができるようターゲティングの紹介と活用方法をご紹介していきます。

GDNとYDNのターゲティングとは

ディスプレイ広告は様々なユーザーやWebサイトに配信されるため、配信先は膨大になります。
ターゲティングはそんな無数の配信先を絞り込むことで配信を最適に調整できます。

大きな2つのターゲティング分類

大きくターゲティングといっても実は沢山の数があります。
しかし、全てのターゲティングは大きく2つに分類することができます。
それが「人のターゲティング」と「配信面のターゲティング」です。

人のターゲティングどんな人に配信するか。配信先を【人】で絞り込むターゲティング。
配信面のターゲティングどんなサイトに配信するか。配信先を【配信面】で絞り込むターゲティング。

初めに、分かりやすいよう下記の表でターゲティング特性を情報整理してみました。
赤文字がターゲティング名です。
それでは順を追って説明していきます。

情報整理された表

ターゲティングの特性

人のターゲティング種類とその活用方法

まずは、大きい分類の一つである「人のターゲティング」を紹介します。
配信をどんなユーザーにあてるのか絞り込む条件を指定する配信手法になります。

注意点として、人で絞り込むためにサイトは無関係になり
広告とサイトの関連性は考慮されていません。

デモグラフィック(人の属性)ターゲティング

ユーザーの属性情報(性別、年代など)から、合致するユーザーにだけ広告を配信する手法です。
デモグラフィックターゲティングは閲覧者の性別や年齢などの属性に関する情報を利用するため
ターゲティング層が明確な場合活用しやすいのが特徴です。

また、デモグラフィックは配信先のボリュームが多くなることから
その他ターゲティングと一緒に使われることは多くあります。

YDNGDN
性別
年齢
地域
世帯年収×
子供の有無×

行動系のターゲティング

web上の行動履歴を活用して広告を配信するターゲティング手法です。
代表的なもので3つあるので順を追って説明していきます。

リマーケティング

実際に自社サイトを訪れた人をリスト化し、そのリストに基づき配信する手法です。
サイトに訪れた後、離脱したユーザーに向けて広告を配信します。

サイト訪問者の9割の人はコンバージョンせず離脱するといわれています。
そこでサイトに訪問した精度の高いユーザーに再び広告を配信することで、
コンバージョンに至らせるという使い方が一般的です。

その他ターゲティングに比べてCVRが高い傾向がありCPAが良い事が多いです。
まずは、リマーケティングから広告を導入してみると、ディスプレイ広告に慣れやすいと思います。

類似ユーザー

類似ユーザーとは、サイトを訪問した人と共通の特徴を持つユーザーに向けて配信する手法です。

仕組みとしては、サイトに訪問したユーザーを「トップページ」「商品ページ」
「カート」「サンクスページ」など、それぞれのオーディエンスリストを作成します。
そのリストを活用し類似するユーザーに配信するといった仕組みです。
但し、どのリストを活用するかはリストの質とボリュームを考える必要があります。

オーディエンスリストと共通の特徴を持つユーザーに広告を出せるので
適切な見込み顧客にアプローチすることが可能となります。
また、自社サイトを知らない潜在層に有効なターゲティングだといえます。

サーチターゲティング(YDN)

Yahoo! JAPAN内で検索した検索履歴を利用して配信する手法です。
サーチターゲティングで、検索広告と同様のキーワードでターゲティング設定をすれば、ディスプレイ広告でも特定のキーワードに関心のあるユーザーに広告を配信できます。

YDNのみのターゲティング機能になりますが非常に使い勝手がよくディスプレイ広告でも
初心者が扱いやすいターゲティングです。

検索連動型広告の際に「クリック単価が高いキーワード」であっても
サーチターゲティングを使えばクリック単価を安く抑えてアクセスを集めることができます。
また、検索連動型広告から少し遠いキーワードでもサーチターゲティングを使うことにより
新規顧客を獲得できる可能性もあります。

興味関心系のターゲティング

カテゴライズされた“ユーザーの興味”によって条件を絞り込むことで広告配信を行う手法です。
大きい二つの機能をご紹介していきます。

アフィニティ(GDN) インタレストカテゴリー(YDN)

特定のカテゴリーに興味関心を持ったユーザーに配信する手法です。
GDN,YDNでターゲティング名は違えど配信手法としては同じものと考えて問題ありません。
自社商品と同様の興味関心カテゴリーを選ぶことで、より確度が高いユーザーにリーチできます。

インテント(GDNのみ)

特定のカテゴリーからユーザーをターゲティングする点は、アフィニティと同様ですが、
アフィニティは継続的な興味関心のある人に配信するのに対して
インテントはその時に活発に商品等の情報収集を行なっているユーザーが対象になります。

高いコンバージョン率が期待できる手法ですが、一般的にアフィニティの方が
配信のボリュームは大きいとされています。

配信面のターゲティング種類とその活用方法

次に、大きい分類の2つ目である「配信面のターゲティング」をご紹介していきます。
配信をどんな配信面にあてるのか絞り込む条件を指定する配信手法です。

プレースメントターゲティング

配信面をサイトのURL単位で指定する手法です

ターゲットとなるユーザーが明確に想定でき、コンバージョンに結びつく可能性が高い
配信先がある場合に使うと効果的です。
広告を配信した後、掲載結果を分析することで
成果が大きいサイトを発見しプレースメントで入札をかけるのが一般的な使い方になります。

トピックターゲティング(GDN) サイトカテゴリー(YDN)

特定のトピックに関連するWebサイトページに広告を配信する手法です。
「人」のインタレストカテゴリのターゲティング先を「配信面」に変えた機能だと言えます。

カテゴリーから選択するだけで、難しい検討や分析も不要です。
配信先が大きくなるのが特徴で、自社サイトにしっかり合うカテゴリーを選ぶことをお勧めします。

ターゲティングの紹介は以上になります。

目的にあったターゲティング設定をするために

目的に合ったターゲティングの組み合わせ

出典:https://www.asobou.co.jp/blog/web/gdn-targeting

実は、説明してきたターゲティングで全てが網羅されてるわけではありません。
しかし、この代表的なターゲティングを使いこなせれば
ディスプレイ広告での適切な配信はできるようになると思います。

また、それぞれのターゲティングは組み合わせることも可能なので
ターゲティングの方法は非常に奥が深いです。

各ターゲティングによって異なる配信ボリューム・クリック率を理解して、目的にあったターゲティングを選択・組み合わせることが重要です。

タイトルとURLをコピーしました