思わず読みたくなる記事LP制作の為の8つのポイント

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SNSの投稿の間に現れるPRと書かれた広告。これらの広告枠は、「ネイティブ広告(ネイティブアド)」と呼ばれており、読者の体験に寄り添ったフォーマットやデザインであることが特徴です。そのためリンク先のランディングページも読者に寄り添ったコンテンツが望ましいと言われています。その一つの方法がランディングページを読み物型にすること。
そこでこの記事では、ネイティブ広告を扱う際に知っておいた方が良い読み物型ランディングページ「記事LP」についてご紹介したいと思います。

そもそも記事LPってどんなもの?

読んで字のごとく「記事に見えるLP」を指して記事LPといいます。
ニュースサイトなどの無料で読むことができる記事風広告をクリックする人は、記事が読みたい人であって広告が見たい人ではありません。そのような方が読むことを想定しているため、デザイン要素はできる限り減らし、文章中心で構成されます。

まず記事LPに遷移させる理由

ネイティブ広告の代表的なものに、おすすめコンテンツや関連記事の間などに表示される「レコメンドウィジェット型広告」そしてSNS投稿などに表示される「インフィード広告」というものがあります。SNSやWebメディアを見ている読者が広告に興味を持ち、リンクを開いた時にいきなり広告色の強いページが表示されると、読者のモチベーションが下がる可能性が高くなってしまいます。
つまり、広告色の弱い記事LPの方が通常LPより読者の気持ちに寄り添っていると考えられます。

読みたくなる記事LPのポイント8選

では、どんな記事LPを制作すれば成果があるのかポイントをいくつかご紹介します。

1.記事の内容とタイトルは一致させる

内容=タイトル

読者はタイトルだけを読んで「おそらくこんなことが分かりそうだ」と期待してクリックをしてくれます。もし記事内容とタイトルが一致していなかった場合、記事には期待していた内容が書かれてなかったことになり、離脱に繋がります。また、タイトルで過度な「釣り」や「煽り」を行うのは避けましょう。記事の信用度の低下に繋がります。

2.ファーストビューは瞬時に内容を連想させるものに

例えば、スキンケア商品であれば「綺麗な肌」の画像、エステであれば「くびれ」の画像など、瞬間的に”このサービスや商品で得ることができる価値”を想起できる要素で構成する事が、一つの方法です。Web上では面と向かって説明できず、読者が自分で理解することになるので伝わりやすいページになるよう工夫しましょう。

3.Webメディア風のヘッダーにする

デザインする際に、色やレイアウトなどをWebメディア風にすることで、読者は違和感なく記事を読み進めることができます。逆に、全く異なるデザインにしてしまうと違和感を感じられてしまい、離脱のリスクは高まります。

4.文章だけでなく図や画像を入れる

伝わりやすい写真の例

適度に図や画像を挿入し、長さを感じにくくスムーズに読んでもらえるように工夫しましょう。
文章ばかりの記事にしてしまうと、読む気がなくなってしまいますし、読むことに疲れ、離脱のリスクが高くなります。

5.重要なテキストは強調する

文章すべてを読んでもらえるというのは作り手の思い込みにすぎません。実際には、長くメリハリのない文章はすぐに読み飛ばされてしまいます。それを防ぐためには、色を変えたり、文字の背景に色を敷いたり、太字にしたり、絶対に読んでもらいたい重要な部分は強調するようにしましょう。

6.第三者目線のデータを入れる

○○受賞!や販売数○○個!などの第三者による評価の情報を載せることで「この商品は価値があるんだ」と感じさせることができます。同じ効果が期待できるものに「利用者の声」があります。体験した誰かの「効果があった」という声を伝えることは、購入や登録のハードルを下げる効果があります。

7.ボタンの文言を文脈に揃える

通常のLPなら、CTAボタンに記載される文言は「購入する」「登録する」「応募する」などとなります。ただ、記事LPは売り込みをし過ぎず興味を持ってもらうことが重要なので、「スキンケアについてもっと詳しく知りたい!」などの記事文脈に沿った文言にすることが重要です。

8.読者に有益な情報を7割、宣伝を3割にする

記事LPにたどり着いた読者は”読み物”というテンションで訪れているので、ページ全体での過度な売り込みは禁物です。まず読者の求めている有益な情報を提供することに注力しましょう。
ただ、それだけでは読者のモチベーションを購入に繋げることはできません。過度な売り込みはせず、読者の購買意欲を高めるには。有益な情報:宣伝=7:3が良いと言われています。

成果をさらに高めるためにやるべきこと

記事のアプローチを読者の興味や関心に合わせる

過去に商品やサービスの検討をしたことがある読者向けにクロージング強めの記事にしてみたり、数多くいる潜在層向けにライトな記事にするなど、ユーザーの興味や関心のレベルに合わせて記事のアプローチを変えることも重要です。

ただ、潜在層に向けて書いた記事が顕在層の心に届いたり、その逆が起こったりすることもあり得るため、それぞれの記事を様々な配信方法で試して、検証してみるのも良いでしょう。

配信の手法を目的毎に変えてみる

記事の中身も重要ですが、どの層に向けて広告を配信すれば成果が上がるかを考えて配信設計をすることも同じくらい重要です。

ターゲットを考えて配信設計するイメージ図

”認知”が目的の場合

性別、年齢が限られるサービスや商品なら「インフィード広告のデモグラフィックターゲティング」で性別、年齢だけ区切って配信してみるのが良いでしょう。
また、不特定多数の読者に認知されたいなら、ターゲットは絞らず多くの潜在層ユーザーに向けて記事を配信するということもできます。

”獲得”が目的の場合

そのサービスや商品に関するページを訪れた経験のある人にのみ配信する、「リターゲティング」や、サービスや商品に関連のあるキーワードを検索した経験のある人に対して配信する「サーチターゲティング」で配信を行うことで、より獲得に近いユーザーにアプローチできます。

もしまだユーザーのリストが溜まっておらず、リターゲティングで配信できない場合、まずはターゲットを絞らず配信を行い、リストが溜まり次第「インフィード広告のリターゲティング」で配信を行う。というのも有効です。

まとめ

記事LPの基本的な知識と制作のポイントについてご紹介しました。
性質を理解し、ユーザーに寄り添う記事をベースに商品の紹介を入れることで高いCVを獲得できる可能性は高まります。ぜひ、ご紹介した内容を参考にして「記事LP」を活用してください!

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