“できる営業マン”が知っておきたいドメインの知識

“できる営業マン”シリーズ第4弾。今回は「ドメイン」についてです。知っているようで知らないドメインの事を今日は勉強していきます。

できる営業はドメインの事もセクシーにこなす

.com、.net、.jp…webの仕事をしているとドメインというキーワードを聞かない日は無いくらいです。ところで営業職の皆さまはドメインって何なのかきちんと理解されていますか？サラッと説明できればいつもよりセクシーな営業マンに見えちゃうはず（笑）

ドメインとは

簡単に言えばウェブサイトの住所です。一般的にはウェブサイトのトップページの住所として使われます。URLとの違いは後ほど説明いたします。
例えば東京駅の住所は「東京都千代田区丸の内１丁目」です。現実の世界でも、住所がある事で誰でも目的地に辿りつくことができます。ドメインはインターネット上でのウェブサイトの住所のようなイメージです。

ドメインを取得するとできる事

ドメインは取得しただけでは機能しません。ウェブサイトのデータが設置してあるサーバーとの関連付けが必要です。設定が完了するとウェブサイトをhttps://○○○.comやhttps://△△△.netといった文字列で表示できるようになります。これらのhttps:// から始まる文字列をURLと呼びます。
また一般的なレンタルサーバーであればusername@○○○.comのように、メールアドレスとして利用できるようになります。メールアドレスとして利用するにはレンタルサーバーの管理画面などで別途設定が必要です。

ドメインとURLの違い

例えば次のようなURLが有ります。https://○○○.com/blog/page001.html これら全体をURLと言います。この文字列の中の○○○.comの部分をドメインと呼びます。

IPアドレスとは

IPアドレスもよく出てくるワードですが、ドメインとも関連しています。例えばお使いのブラウザのアドレスバーに 216.58.197.131 と入力するとgoogleのホームページが表示されます。IPアドレスとはPCやスマートフォン、ネットワークプリンタ、ウェブサーバーなど、インターネットに接続された機器間の通信に利用される数値です。IPアドレスには固定のものと流動的なものがあり、ドメインを設置するサーバーには固定のIPアドレスが割り振られています。
このIPアドレスとドメインを関連づける事でウェブサイトをドメイン名で表示することができるようになります。つまりドメインはIPアドレスを人間の目で理解しやすい文字列に置き換えたものです。
因みにみなさんがお使いのスマートフォンでは定期的に数値が変更される流動的なIPアドレスが利用されています。つまりIPアドレスを利用してスマートフォンのユーザーを個別に特定することはできません。

サブドメインとは

×××.○○○.comのようにドメインの前に文字列とドットがついたものをサブドメインと言います。ドメインを1つ取得すれば、×××部分を変える事で無限にドメインを作成し利用することができます。サブドメインは1つ1つ独立したドメインとして認識されますので、例え○○○.comがSEOの強いドメインであっても×××.○○○.comがその影響を受けることはありません。また設定によって本ドメイン（○○○.com）とサブドメインは別のサーバーに設置することが可能です。

出典:お名前.com

ドメインを取得する

ドメインはどこで取得することができるのでしょうか。まずはドメインを取得するレジストラを決めましょう。サーバー会社が運営していることも多いです。特にクライアントの指定が無ければ有名な企業を選ぶのも良いでしょう。

レジストラとは

レジストラとはドメインを管理、販売している企業です。日本ではお名前.comなどが有名です。ウェブサイトからドメインを契約できます。契約したドメインをどのサーバーに設置するかはレジストラのドメイン管理画面から設定することができます。

.com? .net? ドメインの選び方

さてドメインをどのように選ぶかはセンスの問われる問題です。オリジナリティ、読みやすさ、ウェブサイトの内容の伝わりやすさ、入力のしやすさ、年間の契約料金…。まずは候補の文字列をいくつか挙げてレジストラのウェブサイト内で取得可能か検索してみましょう。
希望するドメインが既に取得されていれば、.comを.netに.netを.siteなど変更して再度検索してみましょう。特にクライアントの指定が無ければ.comや.netなど誰もが聞いたことのあるドメインから探すのが無難でしょう。

ドメインは早い者勝ち

希望のドメインがあっても取得されていれば所有者が手放すまで契約することができません。また取得できるドメイン名は基本的には自由ですので、自社独自のサービス名であっても既に取得されている状況も有り得ます。基本的には別のドメインを選択することが賢明です。

ドメインには意味がある

例えば.comはカンパニー、.netはネットワーク関連、.orgはオーガニゼーションの略で過去には非営利団体しか利用できませんでした。.xxxはパッと見トリプルエックスで格好いいですが、ポルノ関連という意味合いですので要注意です。

サーバーとドメインを関連付ける

さて、ドメインを取得したらウェブサイトのデータを設置しているサーバーとの関連付けが必要です。その際にIPアドレスやDNS（ドメインネームサーバー）どちらかの情報が必要となります。どちらを利用するかは契約しているサーバーのマニュアルを参照してください。

DNSとは

どのドメインが、どのIPアドレスを持つサーバーと関連付けられているかを管理しているサーバーです。利用に際して契約などをする必要はありません。例えばあなたがスマートフォンからhttps://○○○.comにアクセスしたとします。DNSサーバーはhttps://○○○.comに関連付けられたIPアドレスから同一のIPアドレスを持つサーバーを特定して接続します。ドメイン名をIPアドレスに変換して接続する役割とお考えください。
次にドメインとDNSサーバー名の一般的な設定方法を挙げます。サーバー会社が独自に運営しているDNSサーバー情報をレジストラのドメイン管理画面から設定します。次にサーバーの管理画面から利用するドメイン名を申請する流れが一般的です。

まとめ

• できる営業は、ドメインを取得するとできる事を把握している。
• できる営業は、ドメインとURLの違いを知っている。
• できる営業は、IPアドレスとは何かを理解している。
• できる営業は、サブドメインとは何かを知っている。
• できる営業は、レジストラでドメインを取得することができる。
• できる営業は、ドメインの選び方を理解している。
• できる営業は、ドメインは早い者勝ちである事を把握している。
• できる営業は、ドメインには意味がある事を知っている。
• できる営業は、DNSとは何かを理解している。

是非この機会にドメインについて理解していただき、できる営業、セクシーな営業としてクライアント、社内双方から信頼される存在を目指していただけますと幸いです。