『ビジネス』の本質を追求する

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我々は何の為に働き、何の為に金を稼ぐのか。

生活の為、趣味の為。毎日毎日同じことを繰り返し、自分が何のために働いているのか
何のために存在しているのかわからなくなり、むなしくなることがある。

たまの休みも同僚と飲みに行きストレスを発散したと思えば、また休みが明け、
同じことを繰り返す。これは一体、幸せなのか?

これを何年何年も繰り返し、命をすり減らし、人生を全うしたと言葉を残し、
美しい死を迎えることが果たしてできるだろうか。

私は何度もこう言った思考に深刻なほど苛まれたことがある。
しかし、とある友人から授かった言葉を受け、
自分が何故、何のために人生と向きあい働き続けるのか、悟りを開いたかのように
視界が明るくなった体験をしたことがある。

『ビジネス』の本質を理解することで、我々が何のために働いているのか
感じ取って欲しいのだ。なぜ同じ毎日を繰り返すのか、意味を感じて欲しいのだ。

我々が日頃から触れている『ビジネス』とは何だろう?
Wikipediaで調べてみても

”狭義から広義まで様々な意味を持っていて、1つの日本語に置き換えて表現することはできない”


と、記されているではないか。そもそも定義すべき意味が存在していないのだ。
そう。だから私は『ビジネスの定義』を友人から教えてもらい、とてもついていると思った。

もったいぶる必要もないので、表題について記す。

『ビジネスとはだれかの「問題」を「解決する」ことによって
「対価を得る」ことである』

これが私が友人から頂いた、ありがたいお言葉である。
これを聞いた時に、私の脳の中にある様々な知識が急速に結びつき、
パズルが完成したかのような爽快感を得たのを今でも思いだす。

我々の日々の仕事の本質は「だれかの「問題」を「解決する」ことによって「対価を得る」」行為であると腹落ちした。

『問題』とは何か?

それでは日々我々が対峙する『問題』とは何か?
それは誰かが持つ『問題』でもあり、自分自身が直面する『問題』でもあるのだ。

我々は上司から仕事を振られた際に、自分の問題を解決するために仕事をしていない。
上司が、組織が持つ『だれかの問題』を解決すべく、思考をめぐらし行動を起こすのだ。

そして、その『問題』を解決しようとする際、自分の力を越えた課題である場合、
新たな問題が発生する。

これが『自分の問題』だ。
『自分の問題』は、他人からすれば『誰かの問題』である。

あいにく会社員や組織に所属している人は、同じような問題に対峙する仲間が
まわりにたくさんいる。
日頃から同僚の問題解決を手伝ったり、3時になると飴玉やチョコレートを丁寧に配りに行き、帰りの時刻が同じ時は、一緒にタイムカードを押してあげたりしている人はラッキー。
わからないところはすぐに誰かに聞いて、解決までの道のりを短くしてしまおうではないか。

『解決方法』とは?

そうなのだ。
『問題』はいくらでもあるもので、最も困るのは『解決方法』なのだ。

これは対峙している『問題』が一体何であるのかで、大きく異なってしまう為
一概に「富士山のふもとにある薬草を煎じて飲むと不老不死になれます」
といったことは断言できない。

時間も金も労力もかけずにできたら何も言うことはない。

しかし考え方一つで、圧倒的に『解決方法』を素早く導くことができるとするなら
これを使わない手はないだろう。

解決方法は残念ながらたった2つに絞られる。

  • あなたが努力して行う(時間と労力)
  • 解決できる人に頼む(金と労力)

そうなのだ。いずれも時間、金、労力を使うことになる。

ただし、これが非常に本質的な話しであり、多くの人は全て自分で抱え込むのである。
周りを見渡せば自分とはまったく違うキャリアを歩んできた人や仲間がたくさんいる。
周りにいないというボッチさんでもSNSを開いてみれば、誰かしら連絡を取れる人はいるだろう。

「対峙する問題の大きさ」や、「局面」により選択肢は異なることは間違いないのだが、
自分の知識を越えた解決策を取ることは、あなたが問題を解決するにあたって
もっとも早い『解決方法』になり得るだろう。

『対価』とは?

あなたは問題を解決することで報酬ともいうべき『対価』を受け取ることができる。
これがいわゆる「給料」や「金銭」となる。

実にシンプルな話しで、あなたが対価を得るには『問題を解決』すれば良いのだ。

『対価』を上げる為に

働いていく上で、あなたは給料を上げたいと思うだろう。
「給料や報酬が上がっていく仕組み」は実にシンプルだ。

あなたが解決する問題の「数」や「品質」の「需要」が「供給」を上回れば良いのである。

スピードと品質

あなたがより多くの価値を得るならば、素早く品質の高いものを提供するに限る。
スピードはこなせる物量に直結し、品質は誰かと差別化を図る指標となるだろう。

スピードを上げる為のコツは大きく2つだろう。

・問題を的確に把握すること
・解決策へのアクションが早いこと

これがなかなか難しいかもしれないが、結論を言ってしまえば
経験に勝るものはない。
誰よりも数をこなした人間というのはとにかく解決までの道のりが早い。

次に品質を上げる為のコツ。

・網羅的に汎用性を理解している。
・ミスが少なく精度が高い
これも結局数が物をいうのかもしれないが、スピードと比べると
品質を上げる為に必要なのは心理的プレッシャーの求められる仕事や
確実性を求められる業務に従事することが早いかもしれない。

ちなみに「汎用性を理解」というのは様々なビジネスシーンで
広く利用できる手法や知識を多く備えているということだろう。

需要と供給

100円で人気のパンが売っているとする。
これは1日限定100食で売っている。

しかし、買いたいという人は200人ほどいて
1日限定200食で売ることにした。

するとあっという間に口コミで広がり、パンを求める人は
500人、1000人へと膨れ上がった。

ここで製造者は、売上を伸ばす為に、もっと作ろうと考えたが、
自分ひとりの手で作れるパンの数には限界があることを知り、
完全に需要が供給を上回った状態になった。

ある時、一人の客が「このパンは300円だとしても買う」と言い、
思い切って値上げに踏み切ったところ、客足は遠のくことはなかった。

大衆の「問題」は空腹であることだった。
「解決策」はおいしいパンでその欲を満たすということだ。

問題を解決する能力が高いと、それを利用したい人も増え、
その価値を得たい人から、支払われる額は必然的に増えていくのだ。

まとめ

我々が普段行う仕事、業務は必ず、「何かの問題の為」である。
これを解決することによって、我々には報酬が支払われる。

普段の仕事が退屈で、やりがいを感じないような仕事も
視点を変えてみることで、新たな気づきや自分の成長のきっかけとなるようなことが
隠されているのではないだろうか。

是非、あなたの需要を高め、日々を充実させるライフワークを送って頂きたいと思う。

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