Google 広告カスタマイザ ~基礎編~

マーケティング
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広告カスタマイザとは

検索されたキーワードに、より関連性の高い広告文が出ればその分CTRが上がり、CPCが安くなるというのは当然の話です。
それを一度設定さえすればかなえてくれるのが広告カスタマイザです。

広告カスタマイザとは、《ユーザーの検索語句、閲覧状況、使用デバイス、広告閲覧時間など、状況に応じてリアルタイムに変更するテキスト広告》です。

より簡単に言うと、データさえ登録してしまえばユーザーが検索したキーワードに反応して設定した文言を自動で広告文に挿入してくれる為、ユーザーの興味が高まり効果の向上も期待できる、なんとも素晴らしい機能になります。

広告カスタマイザのメリット・デメリット

メリット

– メッセージのカスタマイズ(Webページごとに広告文をカスタマイズできる)。
– カウントダウン機能を利用して行動を促す(カウントダウン機能)。
– 少ない手間で様々なバリエーションに対応。
– レポート機能(掲載結果データをリセットしなくても、広告の文面を自動的に更新)。
– データが分散することなく1つの広告文にたまり続けるため、ABテストもしやすくなる。

デメリット

– 商品ラインナップがあまり変わらない場合は向かない。
– リンク先URLは変えられない。

広告カスタマイザで出来る事

広告カスタマイザで出来る事

1)キーワード毎に広告文を動的に変えられる

▼広告文内への挿入コード例
見出し例:「{=検索語句フィード.検索語句}配合の化粧水」の時
  ↓
ユーザー検索語句:「ビタミンC」
  ↓
変換例:「ビタミンC配合の化粧水」

2)広告グループ毎に広告文を動的に変えられる

粒度がキーワードから広告グループにかわって変わっているだけでに変わっているだけで、仕組みはキーワード毎に変えたい場合と全く同じになります。

3)配信開始日/終了日をキーワードごとに決められる

更に各キーワード単位から配信の開始日や終了日を設定出来ます。

特定のイベントに関連するようなキーワードがあった際には設定しておくと自動で開始や終了をしてくれます。

4)地域ごとに広告文を動的に変えられる

▼広告文内への挿入コード例
見出し例:「{=エリアフィード.検索語句}のセミナーならこちら」の時
  ↓
ユーザー検索語句:「東京」
  ↓
変換例:「東京のセミナーならこちら」

設定手順

設定手順

1)データフィードを作成する

フィードに必要となるデータは、以下の通りとなります。
(カスタマイズを行う箇所によって異なります。)

  • 自動挿入したい文字列
  • ターゲットとするキャンペーン
  • ターゲットとする広告グループ
  • ターゲットとするキーワードまたは地域
  • ※フィードをアップロードする際は、キャンペーン、広告グループを設定する必要があります

テンプレートは管理画面よりダウンロード出来ます。

2) 広告カスタマイザ用の広告文を作成する

次に広告文を作成します。広告文のカスタマイザを挿入したい部分に {フィード名.フィード内データ列名} を使用します。
あとは、通常の広告文通りです。

注意点

1. キーワード単位でのリンク先URL変更は出来ない。
2.導入する際には、同じ広告グループの中に、通常の広告文がないと使用できない。
3.{}内に関しては文字数制限はなく登録可能だが、表示が適用される際に制限を超えてしまうと正しく表示されなくなる。使えない文字を使用したときも同様。
4.使用回数に関するルールの記述がないため原則制限はないが、もしエラーが出る場合には問い合わせしてほしいとのこと。

まとめ

今回は広告カスタマイザについて記載させて頂きました。
もちろんどの案件にも導入できるならした方がいいことも自分自身わかっていたのですが、どうしても得体が知れず苦手意識があり、倦厭してしまっていました。
しかし今回記事にし、理解も深まったことで運用者にとっていい事ずくめなのがわかり、自身の担当する案件でも積極的に導入していこうしていこうと思いました。

この記事を読んで興味を持っていただけた、理解出来たという方はご自身の案件にも取り入れてみて下さい!

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