今回解説していくのは、今や当たり前となった
Googleユニバーサルアプリキャンペーン(UAC)についての設定から配信までの流れ、
基本的なターゲティングやキャンペーン特性についてです。
Googleユニバーサルアプリキャンペーン(UAC)とは
広告文、入札単価と予算、対象の言語と地域を設定し、目標をアプリインストールまたはアプリ内コンバージョンにすれば、後は最適化が働き、自動的にターゲットのユーザーに配信されるサービスのことで、アプリのプロモーションには欠かせない機能の1つとなっています。
UACにおいて主に配信される面
基本的には、上記の5つの面で配信されます。
ここでも当然最適化が働き、最も結果が出やすいとされる面や関連性の高いアプリ、類似ユーザーが多いとされる面など自動的に配信されます。
実際の開始までの流れ
キャンペーン作成
ここからは基本的な管理画面上での設定方法を図と共に解説していきます。
1)まずは通常のキャンペーン作成と同様に「+」ボタンを選択しキャンペーンを作成します。
2)キャンペーンの目的を選択します。
「アプリのプロモーション」または「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」からアプリのタイプを選択することが出来ます。ですが目標を設定しないメリットも無いので、基本的には「アプリのプロモーション」で設定しましょう。
3)キャンペーンのタイプを選択します。
4)配信するプラットフォームを選択します。
1つのキャンペーンにつき1プラットフォームしか選択できない為、AndroidとiOSのどちらも配信するのであれば、2つキャンペーンを作る必要があります。
5)プロモーションを行うアプリやパッケージ、パブリッシャーの名前を検索し選択します。
前もってアプリがストアに存在している必要があり、新しいアプリの場合は1日程度反映に時間がかかる場合があります。
素材入稿
入稿したクリエイティブは掲載場所に応じて、随時カスタマイズされ表示されます。
例)テキストのみ
テキスト × 静止画
テキスト × 動画 etc…
6)キャンペーン名を入力します。
自身でわかりやすいキャンペーン名を入力にしましょう。
特にAndroidとiOSのどちらにも配信する場合は、
名末にプラットフォーム名を入れておくと後々管理しやすくなります。
7)テキスト広告を入れます。(必須)
テキスト広告 × 4本 は必須で必要になってくるので必ず用意しましょう。
※全角 12 文字(半角 25 文字)以内
8)動画を検索またはURLを貼り付けます。
動画は YouTube でホストされている必要があり、検索するかURLを貼り付けることで入稿出来ます。
※最大 ~20本
9)静止画を入れます。
下記、比較的に多く配信されるサイズなので可能な限り用意しましょう。
- 320 × 50 モバイル バナー
- 300 × 250 レクタングル
- 320 × 480 スマートフォン インタースティシャル(縦向き)
- 1200 × 628 横長の画像(ネイティブ広告用)
※ .jpg、.gif、.png のいずれかの形式で最大150KBで、最大 ~20枚
ターゲティング設定
UACでのターゲティングは、配信エリアと言語のみです。
10)配信する地域を設定します。
地域ターゲティングは大きく分けて3種類あります。
- ターゲット地域にいるユーザーと、ターゲット地域に関心を示しているユーザー(google推奨)
- ターゲット地域にいるユーザー
- ターゲット地域を検索しているユーザー
11)言語を選択します。
言語は最大で46カ国語を選択出来ます。
12)1日あたりの予算を設定します。
13)最適化をかける箇所を、インストール数かアプリ内でのアクションから選択します。
アプリ内でのアクションを選択する際は、
コンバージョントラッキングを別に設定する必要があります。
14)配信先のユーザーターゲットを、
全てのユーザーかアプリ内での行動が見込めるユーザーから選択します。
アプリ内での行動が見込めるユーザー選択する際は、
13)と同様にコンバージョントラッキングを別に設定する必要があります。
これで配信の準備は整いました。
まとめ
今までの限りなく粒度を細かく設定する運用とは異なり、
自動最適化をより効率的に扱って運用していくかが主流になりつつあります。
それぞれの媒体・機能をより深く理解し扱える人こそが、これからの”デキる運用者”だと考えます。