「サイトへの流入を増やしたい!」これは多くの企業様・サイト運用者様に共通する願いではないでしょうか。しかしながら、ほぼ全てのサイト運営者が達成したいと考えているWEB集客において成果を上げていくことは容易ではありません。今回は戦略的なサイト流入施策を考える上で必要となる”サイトの流入口”についてご紹介をいたします。
サイトの流入経路の分類しよう
あなたのサイトの流入経路にはどのようなものがありますか?サイトへの流入経路は多岐に渡り、サイト規模や提供しているサービス・商品によって、経路の向き不向きが変わります。しかしながら、サイト流入強化の本質は”ネット上に存在する有効な面をどれだけ確保するのか”ということが基礎となります。これは流入経路について考える際に必ず持っておきたい認識です。それを踏まえた上で、下記の6つに大別された経路を見ていきましょう。
流入の王道、自然検索流入
多くの人がサイト流入と聞いて想像するのは自然検索流入ではないでしょうか。自然検索はGoogleやYahoo!といったプラットフォームを含む巨大な規模を持つ面であり、また、検索ブラウザ上での順位を確立できれば費用無く流入を得られる、といった意味でも強力な経路となります(厳密にはSEO対策など費用がかかるのですが)。サイト集客においては王道と捉えられており、当然ですが、検索順位の激競争は熾烈を極めています。
サイト集客において重要度の高い流入経路ですが競争も非常に激しい面です
面を素早く確保、広告流入
広告を配信すると、これまで接触することのできなかった面に対してコンテンツを提供することができます。広告配信の費用さえ投入すれば流入を増やすことができるため、非常に即効的の高い流入といえます。その一方で、予算の問題が常に発生するということ、広告に頼りすぎると広告なしではサイト集客が成り立たなくなるなど、即効性の裏側にあるデメリットも存在します。
広告は配信と同時に効果を発揮しますが、同様に配信停止と共に効果もなくなる持続性がない面です
ブランディング重視、SNS流入
自然検索のように広告費のかからない面として注目されるのがSNS流入です。SNSでは一方的な情報発信ではなくユーザーとの双方向のコミュニケーションが取れたり、自由度の高いコンテンツ提供ができるなど、ブランディング×面の確保をする上で必要不可欠になりつつあります。企業においても浸透しきった感のあるSNSですが、会員登録を増やすことができなかったり、優良なコンテンツを十分に用意できないなど、継続することが難しい施策でもあります。
SNSを適切に継続させるための運用ができていないことが多い面です
費用対効果が命、アフィリエイト流入
アフィリエイトは広告の一種とも言えるのですが、一番の特徴はアフィリエイターの起用によってコンテンツ作成×営業活動をアウトソースできるという点にあります。自社では抑えることのできない面にコンテンツを作成し、SEO対策をした上で営業活動をしてもらう、その報酬として費用が発生する流入経路です。手っ取り早く”営業所”を増やせるアフィリエイトですが、アフィリエイターはサイト側と対等、もしくは対等以上の存在になることが多く、コントロールが難しいという側面があります。
サイト形式での面を提供してくれるが、コントロールが難しいので依存度が高まると危険
会員向け流入、メルマガ流入
メールマガジンはユーザーがメルマガ登録する過程でサイトのコンテンツやサービスや商品について良い印象を持っている場合が多く、優良な流入が得られる経路です。
また、ブラウザではなくユーザーのメールソフトという面にアクセスすることも特徴的です。
一方で、メルマガ登録までのハードルが高く、絶対数を増やすのに労力がかかるため、短期間での成長が難しい流入経路でもあります。
メルマガは規模こそ小さいが会員だけが集まった特殊な面である
スマホに直接アクセス、アプリ流入
自社でアプリがある場合、アプリからのプッシュ通信などを通じてスマホユーザーのスクリーン面を押さえることができます。アプリは広告によってダウンロード数を増やすことが比較的安価にできる場合もありますが、継続的な利用を促すことが難しい面です。多くのユーザーはダウンロード後にアプリを使用しなかったり、すぐにアンインストールしてしまいます。
アプリDLは比較的容易だが、継続的に活用できる運用がカギとなる
まとめ
今回は「サイト運用者必見!サイト流入に関する基礎データ」の前半パートを記載いたしました。サイトの流入経路の種類・特徴を改めて確認し、今後の短期・中期・長期の戦略作成に役立ててみてください。後半パートではそれぞれの流入経路について、具体的にどのようなデータを見て判断していけばよいのかを解説していきますのでご期待ください!